海洋ごみとプラスチックよる海洋汚染は深刻な状況に陥っています。7種類のウミガメ全種、海洋哺乳類の全種の約半分、海鳥の全種の3分の2が、ゴミの誤食、またはごみが体に絡むなどの被害を受けています。2016年のDive Against Debris®調査において、ごみに絡まった海洋生物の報告は1624件にも上ります。

しかしビーチのゴミと比べ、多くの人にとって海洋ゴミは目に見えない問題です。幸いなことに、ダイバーは水中のごみを回収するスキルを持っています。Project AWAREとそのパートナーは、最も厄介且つよく見られる海洋汚染である海洋ごみの問題を解決すべく日々努めています。その中でもあなたは最も重要なパートナーです。

ごみの回収と報告に取り組むダイバーは、海とそこを住みかとする生き物を守るグローバルな運動の一員です。あなたが海洋ゴミの回収で得た情報は、海洋ごみによる環境汚染の状況を明らかにするのに役立ちます。それらの統計値と海洋ゴごみのデータがなければ、Project AWARE、科学者や環境保護主義者は世の中に変化を提唱することができません。

デジタル時代における市民科学

Dive Against Debris®モバイルアプリ（Android/iOS対応）は、ダイビングコミュニティのより簡単で便利な海洋ごみデータ報告に対する需要に応えるために開発されたものです。

• ダイビング後、簡単に回収ごみの報告ができるようになり、ダイビングのコンディションと写真を含めることができます。
• モバイル端末を使って、簡単にダイブサイトの緯度と経度を追加することができます。
• 定期的に同じダイブサイトで潜っている方は、アプリで以前提出した報告書の情報をコピーすることができます。
• データ通信ができない場合でも、アプリにデータのドラフトを保存し、接続が可能になったときに報告書を提出することができます。
• ご提出いただいたデータはグローバルデータセットの一部として長期的な変化を促し、世界の海洋ごみの危機の対応に活用されます。

Project AWAREは、ご提供いただいたデータを使い、世の中に変化を促すことに全力を尽くします。Project Against Trashを通じて、さまざまな団体とGlobal Ghost Gear InitiativeやTrash Free Seas Allianceなどの海洋ごみに関するフォーラムで皆様のデータを共有します。そうすることで、海洋ごみ問題の根本的な解決策を導き出していく所存です。

Dive Against Debris®モバイルアプリを使って海洋汚染の報告をすることで、世界中のダイバーがグローバルな市民科学プロジェクトに協力することができます。私たちが共に取り組めば、影響力が拡大するでしょう。

海は誰かの助けを待ってはいられません。海洋ごみを回収し、発見を報告することで、毎回のダイブが意義のあるものになります。

Google PlayまたはiTunesでDive Against Debris®の無料アプリをダウンロードすることで、モバイルが海洋保護のツールに変身します。