100万個のゴミを海から回収するProject AWARE®
米国カリフォルニア州オレンジ郡の監理委員会が、Project AWAREのDive Against Debris®国民科学プログラムを表彰する。
RANCHO SANTA MARGARITA, CA — Lisa Bartlett 氏をリーダーとする米国カリフォルニア州オレンジ郡の監理委員会は、カリフォルニア州Rancho Santa Margaritaに拠点を置く非営利団体であるProject AWAREによる、100万個の海洋ゴミ回収達成の偉業を表彰した。
Dive Again Debris®と名づけられた活動の元、世界中のスクーバダイバーが海洋ゴミ回収とその報告を実施した。Dive Against Debris®の一環として、趣味として楽しむダイバーまたはプロとして活動するダイバーに関わらず、ダイバー達が、簡易折り畳み式ベッドから乾電池、靴、大量のリール(釣具)や食卓用の金属類(スプーンなど)、ボトルなどを回収した。カリフォルニア州オレンジ郡の海岸からも約2500個のゴミを回収し、そのうち71%はプラスチック製品であった。
世界的非営利団体で、米国カリフォルニア州に慈善団体本部を置くProject AWAREは、地域社会の取り組みを通して海をよりよくしようと活動している。
Dive Against Debris ®の取り組みでは、2011年に開始した世界的な海洋ゴミの調査で、114カ国49,188人のダイバーが、海のクリーンナップだけでなく海洋ゴミがもたらす世界的な危機に直面しているという警鐘を証明しました。
Project AWAREのグローバル・オペレーションの責任者であるDanna Mooreは、「ダイバーは海と人生に深い愛を持っているためダイビングをしています。私たち以上にダイバーは人の行動が海に及ぼす悪影響と日常的に向き合っています。」また、「私たちはこの海洋ゴミの問題を変えようと努める世界中の人や科学者を支援しています。彼らの素晴らしい業績を表彰してくれたBartlett氏およびオレンジ郡の監理委員会に感謝致します。」と話した。
報告されたデータから重要な情報を取り込み、地球上の海洋ゴミにおいて最も包括的な海中データセットを作成します。90%を超えるプラスチックごみが海底に沈んでいるため、政策の決定者や科学者、地方自治体へ、今後の政策の変化を推進するためのこれらの危機的な情報を提供します。
Mooreは「この業績を私たち自身も喜ばしいと思っていますが、取り組みはまだ終わっていません。AWAREコミュニティとPADIパートナーとともに、2020年までにこれまでの7年で達成した100万のゴミの回収をわずか2年で行うことに専念します。カリフォルニア州オレンジ郡の企業や住民に対し、この取り組みに励んでいる現地のダイビングショップをサポートし、Dive Against Debris®の活動に参加するよう促していきます。ダイバーのAWAREコミュニティに参加することや、自発的に100万個以上のゴミを回収することによって、海洋ゴミ問題の実際の規模を強調するだけでなく、その解決につなげるように推し進めていきます。」と話しました。